普段と何ら変わりないオフィスの仕事風景。そこの会社の花形部署・総合事業推進部の少数精鋭の紅一点。若妻美人オフィスレディ・鈴木なつ。将来も順風満帆に見えた頃、鈴木夫妻に対する積年の逆恨みと、偶発的に勃発する、それぞれの人間の策略と思惑が複雑に交錯し、重なり合おうとしていたのだった…。過去に、問題を起こして子会社である潰れかけの印刷工場へと左遷させられた彼は、なつの事が好きだった。何故なら、問題を起こした理由も、前課長セクハラをされていたなつを助けるため、前課長をぶん殴って左遷させられたからだ。そして、彼が子会社に居る間に、なつは同僚だった今の旦那と結婚していた。